最急降下法 (Gradient descent)を使えば,任意の関数を最小化することができる.もし対称の関数が凸関数 (Convex function)ならば,グローバルな最適解を得ることができる.まずこのことを確認しよう.

凸関数であることと,次の不等式が成り立つことは等価である.これはFirst-order Conditionと呼ばれる.

このことから直ちに次のことが言える.

最後はを仮定.よって,勾配法によって解が悪くなることは無い.このことから,勾配法によって解が悪くならないことを保証するには,最初の不等式が成立していれば十分であり,別にじゃなくてもいいことがわかる.なので,次の集合を用意する.

これは劣微分と呼ばれ,この元を劣勾配という.この定義から,劣勾配を使えば,勾配法により,目的関数は単調非増加となる.言い換えれば解が悪くなることは無い.